というのもフィリピンの語学留学後に自主制作を開始して、今も絶賛制作中でありまして、
ブログにアウトプットしていくよりもインプット重視の姿勢でやっております。
完成後はワークフローやその中で使用した技術について幾つか解説したいなと思っています。
で、今回はその中で使用したUE4のCableActorがちょっとおもしろかったので紹介です。
(そして、このエントリーはただの息抜きです。)
公式のブログでもCableComponentについて解説が書かれています。
UE4 のためのケーブル コンポーネント プラグイン
今回、Cable Actorを使って作ったものがこちらです。
Cable Actorがロープの部分のみでそれ以外のメッシュはStaticMeshです。
では、どのようにCable Actorを使ったのか見ていきましょう。
■Cable Actorの使い方
(1) CableActorをモードから検索して配置します。
CableActorをシーンに置くとマニピュレーターだけ表示され他は何も表示されません。
(2) CableActorを少し動かしてみると、ぴょろっとケーブルのメッシュが表示されます。
この段階でも動きに合わせてケーブルがプルプルゆれてくれるのでちょっと楽しいです。
(3) 次にケーブルの終点の位置を指定します。
指定方法は詳細からAttach End Toの中にあるOther Actorで指定します。
これはシーンに配置されてるActorを選択するので、ケーブルが出る元となるメッシュをシーンに配置してから、指定してあげます。
ちょいメッシュが小さくてわかりにくいですが、終点に指定して上げたメッシュの基点にケーブルが接続されます。
(4) 終点にしていしたメッシュを動かせばケーブルが自動についてきていい感じのたるみになってくれます。
あとは詳細から様々なパラメータを調整して上げるだけです。
名前を見れば大体わかると思いますが…
- End Location … ケーブルの接続される終点の位置のオフセット
- Cable Length … ケーブルの長さ
- Num Segments … ケーブルの長さに対する分割数
- Solver Iterations … どのようなケーブルなのかを1~8の値で指定。
1ほど柔らかいケーブル、8ほど硬いケーブルという感じな気がします。おこのみで。 - Cable Width … ケーブルの太さ
- Num Sides … ケーブルの円周の分割数
- Tile Material … マテリアルのタイリング数
■Cable Actorをちょっと便利に使ってみる
今回私はポールに接続されているロープを表現したかったのですが、
CableActorをそのまま配置するだけだと、
ケーブル、金具、ポールの3つをそれぞれ動かして、角度を調整しなければいけませんでした。
そんなのめんどくせぇ!
Blueprintでどうにか…とおもっていましたが、もっと簡単な方法で最初に見せたGifのようにポールを動かすだけでケーブルがついてくるように設定出来ます。
それは アウトライナ上で親子関係にしてしまう です。
構造としてはこのような感じ。
親子階層にしてるだけなので、ロープの角度に合わせて金具の角度も自動的に…
とはなりません。
なので、ポールの位置を決めたらそれに合わせて金具の角度と位置を調整してポールに引っかかってるように、またロープの角度と違和感ないようします。
多少の調整作業は必要ですが、こんな感じでケーブルのたるみ具合が異なるレイアウトが簡単にできるのは結構便利。
たぶん、Blueprint化してちゃんと作ったほうが使いやすいものになると思いますが、私の現段階のスキルではこれが精一杯でした。
Blueprint化できるように勉強しなければ…。
■おまけ:ディスプレイスメントを使ってみる
ケーブルの形がシリンダーで味気ない…という方は、マテリアルのディスプレイスメントを使ってみるとこのように紐っぽい表現にしたりすることができます。
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