Mayaのらせん階段の作り方についてちょっと調べてみました。
よくあるのは特殊な複製で配置する方法ですが、私この方法が好きではなくて…。
というのも、計算すごくめんどくさいじゃないですか…。
もちろん、決まった高さなどがあればこの方法の方がきれいに効率的かもしれないですが、
手すり部分も含めて一気に作れる方法、かつカーブで制御ということに絞って試してみました。
■Duplicate Along Pathを活用する
カーブに沿ってメッシュを配置してくれる便利なmelスクリプトです。
Creative Crushから無料で入手できます。
わかりやすい使い方の解説はphotoshop777に記載があるのでそちらを参考に。
Photoshop777さんの記事をみてもわかるようにパスに沿ってメッシュを配置することができるので、早速これでステップ部分の配置をしてみます。
■ステップを配置する
このようならせん状のカーブとステップ部分を用意。
DuplicateAlongPathを利用してステップを配置します。
一見うまくいってるようですが、ステップ部分が地面と平行ではないのがわかります。
向きがおかしいなどあれば、一番下のOPTIONSで軸の向きを変更するなどして修正しておきましょう。
ROTATEのSideに値を入力するとステップの角度を調整できます。
サイドビューから見てなるべく平行になるような値を入植します。
これでステップ部分は完成。
厳密に言えば平行ではないので、
綺麗に変更になってることを求めるのであればこの方法は向かないです。
うーん、綺麗に平行にできそうなのにできないのすごくもどかしいですが、
それは次の課題にしておきたいと思います。
■手すりを配置する
次に手すり部分を配置していきます。
手すり部分としてこのようなメッシュを作成。
側面に分割をいれてなめらかになるようにしておきます。
このメッシュをDuplicateAlongPathにObjectとして登録し、
今度はDeformタブからメッシュを配置します。
するとこのように、カーブに沿ってメッシュの形を変形してくれます。
モーションパスを使って変形するやつと同じような感じですが、
カーブの長さに合わせてメッシュを複製しつなげてくれるので楽ちんです。
このままではカクカクなのでラティスの分割数を増やします。
これで手すりもなめらかになりこれで手すりも完成。
先ほど作成したステップと組み合わせれば螺旋階段は完成となります。
ざっくりと作成し、かつ後からでもカーブの形にあわせて変形できるのはちょっと便利ですが、その後に調整に合わせて同じ工程で作り直しが必要です…。
なので、やっぱりHoudiniがいいなーと思ってしまいました。